どうしても痛みや痺れといった直接的な問題に意識が向いてしまいますし、それは自然なことかもしれません。
しかし、あなたやご家族が自ら行えることで、薬や治療などの医療に頼らずに改善できることがあれば、取り組みたいと思いませんか?
でも、それって難しいんですよね?
不調を改善するために、できることから見直そう?呼吸の理解。

結論を言うと、「呼吸」を意識しましょう!ということになります。
さて、皆さんは呼吸していますか?
「もちろん、生きているから呼吸している!」という声が聞こえてきそうです。
実は、その呼吸が日常的であったり、姿勢が悪いままだと浅くなっていることをご存知でしょうか?
体内の二酸化炭素がうまく排出されていない可能性があります。
それだけのこと?と思われるかもしれませんが、呼吸の重要性を再確認していただきたいのです。
二酸化炭素が適切に排出されないということは体に悪影響があるだけでなく、呼吸が浅いと睡眠の質が低下することにもつながります。
呼吸器系の問題だけでなく、神経系や運動機能にも影響を及ぼすことを知っておいてほしいのです。
患者さんだけでなく、ご家族やお孫さんにも当てはまります。呼吸が浅くて睡眠の質が低下すると、自律神経の不調や肌、髪のトラブルなどさまざまな問題が引き起こされる可能性がありますので、他人事とは考えないでください。
では、何をすればよいのでしょうか?
姿勢を改善するなど、やるべきことはたくさんありますが、まずはできることからしっかり取り組んでいきたいですね。
時々、意識して深呼吸をしてみましょう。
無理のない範囲で胸や横隔膜を意識し、胸を広げるようにして深呼吸を行います。
ただし、血圧の変異やめまいが心配な方は無理をしないようにしてください。必要であれば医師に相談しましょう。
深く息を吸えない方でも、少し意識して吐いて吸うことだけでも違いがあります。
体や脳が必要とする空気をしっかり取り入れ、不要なものはしっかりと排出しましょう。これも、十分に水分を摂取し、しっかりと排尿することと同じです。
今日から、今すぐにでも始められますので、意識して呼吸することで体に変化が感じられるかもしれません。
注射や薬と同じとは言えませんが、正しい呼吸によって痛みや痺れが軽減されることもありますからね。
